ステレオタイプ
バイオリンとピアノを弾きます。計算が大好きで、両親はなかなかお泊まり会には行かせてくれません。
これを読んで何のステレオタイプか分かりますか?正解はアジア系アメリカ人です。これはTEDの1つスピーチのです。このスピーチを見てから、日系やアジア系アメリカ人ではなくただの日本人で苦労しなくていいこともあるんだなと思いました。
アメリカではスモールトークと呼ばれる雑談が多くあります。タクシーのようなUberに乗ればドライバーと話したり、レストランやスーパーのレジでも話すことがあります。特にUberのような数10分は同じ空間にいると大抵どこ出身ですかと聞かれることが多いです。そのときに私は日本からと答えます。相手も私の見た目と日本という国名を聞いて納得します。もし私がテキサス出身と答えたら、何人かは私の両親のルーツについて聞いてくるかもしれません。TEDのスピーチでは彼らのこういった苦悩について語られていました。
また先日フィリピン人とスーパーに行ったところ、白人の女性から何語を話すか聞かれました。私とフィリピン人の会話は英語なのでとりあえず英語と答えましたが、間があり、これは彼女が望んでる答えじゃないと悟り、日本から来たから日本語も話すとも言いました。そしたら、そっか残念!中国語を習ってるから試してみたかったと言われました。私は中国人に思われた!なんて特に思いません。ただもし私がアジア系アメリカ人だった場合、アメリカ人としてみなされてないと思うんじゃないかなと思いました。
日本人の私は海苔のついたおにぎりを作るために海苔をスーパーで買いました。そしたらお寿司を作るの?と聞かれました。海苔なんてお寿司のときくらいしか見ないだろうし、偏見だ!と怒りなど感じませんが、こうした小さいことの積み重ねはストレスになりえると思います。アメリカで起きてることは私は見た目がアジア人だし、日本から来て、中国語ではないが日本語を母語として話し、海苔でたまにお寿司も作ります。なのである程度ステレオタイプに当てはまり、私自身も納得しているので、大変ではありません。しかし、アメリカで生まれ、英語が母語で、食生活も白人と同じように育ち、見た目がアジア人だった場合、見た目と中身のステレオタイプが違うため苦労することもあるだろうなと思いました。
ドイツ人からみたオランダ語
面白いオランダ語
ドイツ語は日本ではカッコいいイメージがあったりすると思います。ネットなどでカッコいいドイツ語のまとめなどがあったり、またそもそもイメージすらないと思います。ドイツ語は響きが堅く強く怒ってるように聞こえる言語としても有名です。フランス語が優雅な響きな言語でドイツ語はその反対です。ドイツ人自身もドイツ語が堅いことに対しては認めています。
そんなドイツ語とドイツ人ですが、ほぼ必ずと言っていいほど共通するのがオランダ語に対しての意識です。オランダ語を聞いたりすると、はは!オランダ語!とリアクションします。ドイツ人にとってオランダ語は響きが面白い言語だそうです。しかし、ドイツ語はオランダ語ととても似てる言語で、ドイツ人は勉強しなくてもオランダ語が理解できます。私にとってはオランダ語とドイツ語の響きは大して変わりがありません。なのでいつもオランダ語で笑うドイツ人に対して、ドイツ語も似てるんだけどなと心の中で思います(笑)
アメリカのジムでちょっとした間違い
室内用シューズ
ジムに行くときには持ち物としてタオルやランニングシューズがあると思います。日本でジムに行ってたときもシューズを普段の荷物に加えて持ち歩かないといけなかったため、それが面倒くさくてジムに行くのをやめました(笑)
また中学や高校でも体育館では体育館履きがあり、体育館やジムで靴を履き変えるのは私にとっても普通のことでした。なのでアメリカでジムに行くときに室内用のランニングシューズを持って行きました。
服装は走れる格好で行ったのでジムで着替えることもなく、トイレだけを済ませ、受付を通りランニングマシーンの所へ行きました。そこでふと鏡に写った靴を見て、履き替えてないことに気が付きました。そもそも日本なら履き替えないと入れないことが多いのですが、アメリカではもちろんそんな場所はありませんでした。履き替えるのを忘れたことを一緒に行ったアメリカ人に伝えたところ、そもそも室内用のランニングシューズって何?という反応が返ってきました(笑)
この話をフランスに留学してる友達に話したところ、彼女も似たような経験をしていました。欧米では履いてきた靴のままジムに行くのは普通みたいですね。
イメージと違うアメリカ
アメリカというと自由の女神に象徴されるように自由のイメージが強いです。また気さくでオープンなイメージもあると思います。そこで私が感じたイメージと違ったことを紹介します。
①LGBT
2015年にアメリカでも同性結婚が合法化され、Facebookのプロフィール写真はしばらくレインボーカラーの人が多くいました。イメージの割に合法化されたのは遅い気がします。オランダでは17年前の2000年に既に合法化されています。
日本だとゲイっぽい人がいても本人がカミングアウトするまで周りは判断を保留すると思います。ゲイっぽいけど本当はどっちなんだろうと。アメリカは逆に少し中性的なだけでも、ゲイとみなされることが多いです。アメリカ人の友人何人かはゲイじゃないのにゲイと疑われると悩んでいました。また中にはゲイと勘違いされたのが原因で知らない人に殴られた人もいました。この点においては日本の日本のゲイを認識するのに鈍い感覚は悪くないのかなと思いました。
②外見
日本では草食系など中性的な男性が人気だったりします。男らしい人の方が好みでも筋肉がありすぎる人より細マッチョの方が人気な気がします。しかし、アメリカだと男の人=マッチョがステータスです。一方で肥満大国なので一概には言えませんが(笑)男の人で言えば、面白いジョークを言えるかもステータスだと思います。日本だと親父ギャグという言葉があるようにジョークを言ってると中年のイメージがありますが、アメリカだと面白いクールな人です。
外見やステータスに関して気にすることが日本より無さそうですが、実際はそうでもないのが少し意外でした。
③宗教
自由というわりに宗教の自由が少ないと思います。トランプ政権でムスリムは目の敵にされています。またキリスト教にも敏感です。敬虔なクリスチャンに対して、不快感を抱く人もいます。その割には全体的にキリスト教国家だとは思いますが。
アメリカ人より英語が上手
アメリカにいる人より英語が上手だね!
日本でアメリカ人と英語で話してたときに、アメリカにいる人より英語が上手だねと言われたことが何度かありました。いやいや、お世辞にも程がある。何を言ってるんだこの人はと思っていました。しかし、アメリカに来てこの言葉に少し納得しました。私の英語力が飛び抜けてすごいとかネイティヴ並みとかそういう訳では全くありません。アメリカに住んでいるが英語をあまり話せない人の数が多いからです。メキシコ人ならメキシコ人コミュニティの中で少しの英語とスペイン語で大丈夫です。それに加え、難民もいます。難民の人たちは母国でも教育を受ける機会が少ないため、第二言語の英語を学ぶ機会がなかった人も多くいます。日本に住んでいると日本語が不自由な日本に住んでいる人にあまり会いません。アメリカは移民が多くダイバーシティと言われますが、本当に多いんだなと実感しました。
留学はすごいこと?
留学したんだ!すごいね!
これは留学したある人はよく言われる言葉だと思います。実際は留学は想像より大したことじゃないと思います。
①日常
確かに初めて行く土地、違う文化と言葉で大変なことはあります。しかし、慣れない状態はおそらく最初の3ヶ月間くらいだと思います。半年を過ぎたあたりから、買い物や手続きなどに完全に慣れ、その国で住んでることが日常になります。なので留学から帰ってきて、留学大変だったでしょ?と言われても日常生活を送ってただけなんだなあと思うことがありました。
②周りの人
留学がすごくないことと思うもう一つの理由として、留学していると周りも留学に来ている人なので、すごさはありません。知り合う日本人は大半が交換留学生で状況にあまり差はありません。また知り合う人は留学してるのが前提なのでそれよりもすごい人はたくさんいます。学部に入り直した人、マスターやPhDをやってる人、駐在員として来てる人など様々です。
③やるしかない
この言葉に尽きると思います。ピンチがあってもやるしか方法がありません。ちょっとしたことを対処していくうちに図太くなるのかなと。
しかし、私も留学したことある人はすごいとずっと思ってきまきた。1人で暮らしたこともなく、外国で1人なんて大変に違いないと。しかし、振り返ってみると心配した程ではなかったです。なんでもチャレンジする前はハードルが高いのと一緒かなと思います。