アメリカどきどきドイツ

ドイツ留学やアメリカ生活、言語習得について思ったことをランダムに書いています。

ペラペラ勘違い

 

見せかけの言語能力

 

留学経験したことがある人は少なからずとも一度は、じゃあ、ペラペラなんだね!と言われたことがあると思います。私はペラペラという言葉が嫌いです。ペラペラ=100%の外国語能力という感じもしますし、何をもってペラペラなんだろうと思います。しかし、相手がペラペラだと思う理由も理解ができます。

 

①留学への過剰な期待

身体が外国にいるだけで息をするように言語が身につく訳ではありません。語学学校や大学の勉強があって、そこにプラス要素として外国にいる環境だと思います。留学していれば圧倒的に使う機会、アウトプットが増えるからです。しかし、世間一般では留学と言えば行っただけでペラペラになるという考えが普通だと思います。

 

②言語のパーセンテージ

いわゆるペラペラと思われるようになるのに100%の言語能力は必要ありません。50%でも大丈夫です。むしろどのくらい話を理解しているのかは本人しか分かりません。相手の話に合わせて上手く相槌やリアクションが出来れば、相手は勝手に受け手は全て理解してると思います。また第三者が会話を聞いていて、ペラペラなんだね!と言う場合、その人が言語について何を知らない場合、簡単なことを話していてもすごいことに聞こえたりします。

 

③そもそもそんなに興味がない

言語にあまり興味のない人にとって、言語能力は0か100か2つしかない選択肢です。50も60も存在するのことに興味があまりなく、ペラペラなんだねという言葉はただのお世話です。

 

50%の能力でペラペラというのは騙してるような気がしますが、学ぶ上では自分はペラペラだと思い込むことも大事かなとたまに思います。

 

 

 

 

外国語で怒ると

 

怒ってる自分に驚く

 

留学していた時にムカつくことがありドイツ語で説明していたときに、怒りとは全く別の感情を体験しました。話しながら、あれ?いまもしかして結構スラスラ話せてるんじゃないの?と思いました。それ同時にいま怒ってるのに話せてるって喜んでる自分がいることにも気付き、笑えてきます。

 

スペイン語圏に留学していた人や英語圏に留学していた日本人も経験したことがあると言っていたので、プチ外国語あるあるかもしれません。

喋れないと思う強さ

 

間違えを恐れないメリット

 

英語は中学高校とこれだけでも6年間勉強していると思うと、少しはその分話せないと自分で自分が悲しくなります。一体いつになれば、どのくらい勉強すればいいのかと。私はこういった感情があったため英語を話すのは躊躇していました。受験などでたくさん勉強した分、それなのに出来ない自分を知るのが怖かったです。

 

しかし、ドイツ語の場合勉強し始めてから約3ヶ月後にドイツに行きました。むしろこの状態で分かったり、話せたりした方が逆にすごいと常に思っていました。この半ば開き直り精神のおかげで間違いを恐れず、思う存分話すことにチャレンジ出来ました。その結果、予想以上に話せるようになりました。よく聞くことですが、間違えを恐れずに話すことの大切さを実感した瞬間でした。

アメリカでよく間違えられる名前

 

そろそろ改名の必要が

 

私の名前は珍しくも無ければとてもよくある名前でもありません。友達の友達に同じ名前の人が2人、大学で1人いた程度です。

 

アメリカで大体名前を言うと、モニカ?と大体聞き返されます。(名前はモニカではありません)アメリカ人やメキシコ人にとって馴染みがある名前に脳内で変換されるんだなと。

 

一度にたくさんのアメリカ人と知り合った際、名前を覚えるのは大変です。私にとってアメリカ人の名前は馴染みない音が多いからです。しかし、1人のアメリカ人が私〇〇!(あなたの名前とは違って)シンプルな名前でしょ。と言ってきました。充分覚えるのにややこしい名前で私の名前の方がシンプルだと思いました。

 

 

モニカ

シリア、アメリカ人の反応

 

平和

 

アメリカのシリアへの攻撃、びっくりしました。政治や歴史に詳しくないので、自分の意見を詳しくどうこう言うつもりはありませんが、ただ思うのは2017年の現在で未だに戦争が身近なのが信じられません。もし戦争が起こったら、現役のUSミリタリーと辞めて3年以内の元ミリタリーの市民は戦争に駆り出せられます。誰かの夫、妻、母親父親、息子、娘が戦争に行くことがありえます。

 

そんな中でシリアへの攻撃を喜んでいるアメリカ人がいることに驚きです。アメリカの力を見せつけたと。(そういう人に限ってミリタリーとは関係がなく、実際に戦争が起きても無害な立場の人が多いです。) なにが恐ろしいかと言うと、そう言う風に発言している人が実際に知り合いや街の中、身近にいるということです。テレビで見た聴いたの話ではないんです。

 

私にとって広島の原爆が投下された8月6日は平和を願う日です。アメリカを憎む日ではありません。アメリカでは真珠湾攻撃に嘆き嫌悪を忘れず、原爆は必要な悪だったと言う人がいます。原爆が必要な悪である限り、平和が訪れる気はしません。

短期留学で伸びた言語力

 

2ヶ月で驚くほど語学力が伸びました

 

私はもともと言語をそれなりに話せるようになるには1年くらい留学しないと無理だと考えていました。なので2週間や1ヶ月の短期留学は意味があまりないと。しかし、ドイツで初めて過ごした2ヶ月は有意義で語学力がとても伸びました。伸びた理由について説明したいと思います。

 

①もとのドイツ語の能力がゼロ

もともとドイツ語についての知識が少なかったため、乾いたスポンジが水を吸うように色んなことを吸収しました。もとがゼロな分、伸び代は多く、実際は小さなことでも真っさらな状態では大きな進歩になります。

 

②助動詞、動詞、形容詞

この3つをある程度知っていれば、行きたい、食べたい、嬉しい、眠いなど大まかなことは伝えられるようになります。他の文法よりも最低限の助動詞、動詞、形容詞の文法を抑え、動詞と形容詞の語彙を増やすと話せる内容は広がります。

 

③ドイツ語環境・アウトプット

二人一組で会話の練習や問題を解くことが多く、知識がなくとも頭もフル回転し、ドイツ語を話さないといけませんでした。日本ではないので相手との共通言語はドイツ語です。午前中に文法の授業を受け、午後のコミュニケーションのクラスでは午前中に習った単語を使い、話す。ついて行くために必死で習ったことをフル活用していただけでしたが、結果としてこれが良いアウトプットになりました。

 

④必要な時は日本人を頼る

すでにある程度語学力がある人にとっては必要ないかもしれませんが、ゼロからのスタートだった私にとっては現地で知り合った日本人は貴重な存在でした。初めての文法をドイツ語で全て理解するのは大変です。そこでどうしても分からないときはクラスにいる日本人に日本語でも説明してもらいます。また普段の会話でも単語のニュアンスの違いなど、知らないことを教えてくれる人が多く、日本人から得られる知識も多かったです。

 

⑤まとめ

短期留学でスラスラ完璧に話せるようになったのでなく、言語力が伸び、実感できたということ。もとがゼロだった分、伸び代しかなかったというのがキーワードです。ある程度は分かる状態だったら、必死にもなれず、行った成果を得らなかったかもしれません。

 

 

 

アメリカの短い歴史

 

アメリカ人と歴史

 

アメリカは確かに世界で重要な国の1つです。しかし、アメリカの偉大な200年の歴史!とか言われると、たったの200年が歴史なのかと思ってしまいます。中国、日本、ヨーロッパの歴史を学ぶ上で何千年という単位が当たり前すぎたため、200年に歴史を感じません。

 

ある日Uberドライバーとたまたま旅行の話になった際、彼はギリシャに行き、何千年前の建物、歴史に触れ感動した。またアメリカがどんなに若いかを知りびっくりしたと話してました。居合わせた他のアメリカ人もそうだよねっと同感していました。アメリカ人は自分たちの歴史が世界の中で浅いことに気付いてこなかったことに逆びっくりしました。世界史を勉強するときに気付いたり、考えたりすることらなかったのかなと。しかし、アメリカ人にアメリカの歴史は浅いということを言うと、歴史が浅いからと言っても、偉大なことをしてきたことには変わりない。アメリカが発明したことはたくさんある。となります。アメリカ人にとって歴史は長さよりも質なのかもしれませんね。