アメリカどきどきドイツ

ドイツ留学やアメリカ生活、言語習得について思ったことをランダムに書いています。

シリア、アメリカ人の反応

 

平和

 

アメリカのシリアへの攻撃、びっくりしました。政治や歴史に詳しくないので、自分の意見を詳しくどうこう言うつもりはありませんが、ただ思うのは2017年の現在で未だに戦争が身近なのが信じられません。もし戦争が起こったら、現役のUSミリタリーと辞めて3年以内の元ミリタリーの市民は戦争に駆り出せられます。誰かの夫、妻、母親父親、息子、娘が戦争に行くことがありえます。

 

そんな中でシリアへの攻撃を喜んでいるアメリカ人がいることに驚きです。アメリカの力を見せつけたと。(そういう人に限ってミリタリーとは関係がなく、実際に戦争が起きても無害な立場の人が多いです。) なにが恐ろしいかと言うと、そう言う風に発言している人が実際に知り合いや街の中、身近にいるということです。テレビで見た聴いたの話ではないんです。

 

私にとって広島の原爆が投下された8月6日は平和を願う日です。アメリカを憎む日ではありません。アメリカでは真珠湾攻撃に嘆き嫌悪を忘れず、原爆は必要な悪だったと言う人がいます。原爆が必要な悪である限り、平和が訪れる気はしません。

短期留学で伸びた言語力

 

2ヶ月で驚くほど語学力が伸びました

 

私はもともと言語をそれなりに話せるようになるには1年くらい留学しないと無理だと考えていました。なので2週間や1ヶ月の短期留学は意味があまりないと。しかし、ドイツで初めて過ごした2ヶ月は有意義で語学力がとても伸びました。伸びた理由について説明したいと思います。

 

①もとのドイツ語の能力がゼロ

もともとドイツ語についての知識が少なかったため、乾いたスポンジが水を吸うように色んなことを吸収しました。もとがゼロな分、伸び代は多く、実際は小さなことでも真っさらな状態では大きな進歩になります。

 

②助動詞、動詞、形容詞

この3つをある程度知っていれば、行きたい、食べたい、嬉しい、眠いなど大まかなことは伝えられるようになります。他の文法よりも最低限の助動詞、動詞、形容詞の文法を抑え、動詞と形容詞の語彙を増やすと話せる内容は広がります。

 

③ドイツ語環境・アウトプット

二人一組で会話の練習や問題を解くことが多く、知識がなくとも頭もフル回転し、ドイツ語を話さないといけませんでした。日本ではないので相手との共通言語はドイツ語です。午前中に文法の授業を受け、午後のコミュニケーションのクラスでは午前中に習った単語を使い、話す。ついて行くために必死で習ったことをフル活用していただけでしたが、結果としてこれが良いアウトプットになりました。

 

④必要な時は日本人を頼る

すでにある程度語学力がある人にとっては必要ないかもしれませんが、ゼロからのスタートだった私にとっては現地で知り合った日本人は貴重な存在でした。初めての文法をドイツ語で全て理解するのは大変です。そこでどうしても分からないときはクラスにいる日本人に日本語でも説明してもらいます。また普段の会話でも単語のニュアンスの違いなど、知らないことを教えてくれる人が多く、日本人から得られる知識も多かったです。

 

⑤まとめ

短期留学でスラスラ完璧に話せるようになったのでなく、言語力が伸び、実感できたということ。もとがゼロだった分、伸び代しかなかったというのがキーワードです。ある程度は分かる状態だったら、必死にもなれず、行った成果を得らなかったかもしれません。

 

 

 

アメリカの短い歴史

 

アメリカ人と歴史

 

アメリカは確かに世界で重要な国の1つです。しかし、アメリカの偉大な200年の歴史!とか言われると、たったの200年が歴史なのかと思ってしまいます。中国、日本、ヨーロッパの歴史を学ぶ上で何千年という単位が当たり前すぎたため、200年に歴史を感じません。

 

ある日Uberドライバーとたまたま旅行の話になった際、彼はギリシャに行き、何千年前の建物、歴史に触れ感動した。またアメリカがどんなに若いかを知りびっくりしたと話してました。居合わせた他のアメリカ人もそうだよねっと同感していました。アメリカ人は自分たちの歴史が世界の中で浅いことに気付いてこなかったことに逆びっくりしました。世界史を勉強するときに気付いたり、考えたりすることらなかったのかなと。しかし、アメリカ人にアメリカの歴史は浅いということを言うと、歴史が浅いからと言っても、偉大なことをしてきたことには変わりない。アメリカが発明したことはたくさんある。となります。アメリカ人にとって歴史は長さよりも質なのかもしれませんね。

 

 

 

アメリカ人の自虐ジョーク

 

簡単で面白かった冗談

 

ESLの授業でこんなシーンがありました。

先生: 3か国語を話す人を英語でなんて言う?

生徒: Multilingual

先生: 2か国語は?

生徒: Bilingual

先生: それでは1つの言語しか話さない人は?

生徒: .....

先生: アメリカ人!

 

ドイツ人はドイツなんだからドイツ語を話せと言います。アメリカ人はアメリカ国内だけではなく、日本にいる日本人に対しても英語を話すことを期待します。英語はインターナショナルな言語なのに通じないのにびっくりすると。そういう人に限って、英語以外の言語を話せない場合が多いです。なので、アメリカ人の自虐ジョークを聞くのは新鮮で痛快でした。

 

 

 

アメリカの接客は世界一

 

日本の接客とアメリカの接客どっちが好きですか?

 

日本のおもてなしという言葉をオリンピックに向けてよく聞きます。日本人の礼儀の良さ、もてなす心。おもてなしの心に対して大体の日本人がなんとなく納得する部分だと思います。

 

しかし、日本に住んでいたことのあるアメリカ人からカスタマーサービスはアメリカの方が良いと言われる時があります。そこで私が思う日本とアメリカの違いについて書きたいと思います。

 

①アメリカの場合

やはり1番の差で目立つのはフレンドリー差だと思います。だいたい元気かどうか聞かれるのでそこから、本当に忙しくて大変、そのTシャツのバンドいいよね!など気軽に会話が成立する場合が多いです。また1つ食事を注文する度にAwesomeやPerfectなどと言ったように相槌が入ることも多いです。店員に来て欲しいときは呼ぶのではなくて、気が付いてもらうまで待ちます。支払いの際コーヒー1杯頼んでだけでも、チップを払います。

 

 

②日本の場合

お客様は神様という感じまではいかないもの敬語が基本でプライベートの会話はあまり多くありません。呼び出しベルなどもあるように店員をベルや手を挙げて呼ぶことは普通です。またお冷がすぐに出てきて、無くなったら頼んでなくても注いでもらえるのも特徴です。

 

③比較・考察

アメリカの接客はフレンドリーで愛想が良いので、良い接客と言えます。しかし、日本とアメリカのどちらが心地よく思うかは受け手次第だと思います。個人的にはアメリカのコミュニケーションの多い接客に疲れるときがあります。そんなに構って欲しくないとき、静かに過ごしたいときもあるからです。この点で言えば、日本は必要最低限のコミュニケーションで済むので楽です。それと忘れていけないのはチップの文化の違いです。日本ではチップがないので無駄に愛想よくする必要性はなく、それなりでも接客は成立します。しかし、アメリカではサービスに対してチップ、お金で払うので店員は愛想良くした分、その分がお金で返ってきます。なのでいいサービスを受けてもチップのためであり、全てがフェイクに感じるときがたまにあります。チップ文化に馴染みがない分、チップ文化が無かった場合アメリカのサービスの質は同じなのか変わるのか疑問に思います。

  

 

 

アメリカでのYour Name/君の名は

 

アメリカで君の名はが公開されました

 

日本での公開が夏だったのでかなりの今更感がありますが、ついにアメリカでも公開となりました。英語タイトルはそのままYour Nameです。

 

君の名はを知らなかったアメリカ人と映画を観に行くという会話をしていました。

私: 映画観に行くんだ。

相手: 何見るの?

私: Your Name.

相手: My name is Mike.

 

これは笑いました。同時に英語じゃないと起きないハプニングなんじゃないかなと思いました。日本語であまり君の名は?と名前を聞くこともあまり無ければ、あなたの、彼のというような所有格を日本語で使うことは少ないからです。

 

  • 劇場でのリアクション

アメリカの映画館は基本的にうるさいので、観客のリアクションを感じ取れます。映画館で基本的にずっと笑いに包まれていました。身体が入れ替わり、瀧がみつはの胸を触るシーンはしつこい程に毎回爆笑が起こりました。瀧として初めてみつはが学校に行くシーンでは、一人称が分からず、わたし、わたくし、僕、俺?と聞き、瀧の一人称を探り出す場面があります。ここでも爆笑でした。英語で一人称は"I"の1つしかないので、日本語特有の面白さが伝わったのは少し驚きでした。みつはたちが糸守町の田舎さについて文句を言う場面で、カフェはないのになぜかスナックは2つあると言うシーンがあります。私の地元でもカフェよりスナックの方がいっぱいあります。スナックは日本のどこでも見かけるので、スナック2つという言葉があんなにもアメリカ人にウケたのは意外でした。

また最後の方、みつはがお父さんの所へ走っている途中転んでしまうシーンがあります。その時に手を開き、好きだというメッセージを見ます。これはI love you.と訳されていて、これを見た瞬間Ohh shit!(いい意味で)と叫び声が聞こえてきました(笑)

 

  

ドイツ留学の安さの理由

 

多く分けて3つの理由

 

①家賃

ドイツの家賃は基本的にとても安いです。私が住んでいたのは学生寮だったので10畳くらいはある部屋が€250で借りることが出来ました。しかし、学生寮じゃなくとも大体€500ほどです。€500も出せばシェアではないアパートは借りることが可能です。

 

②学費・電車・バスが無料

ドイツは国立の場合学費が無料です。逆に私立の方が珍しいので、大学=ほぼ無料というような感じです。しかし、大学の毎学期ごとに€250ほど払う必要があります。唯一の大学にかかる学費ですが、これによって学生証が定期代わりとなり、州内の電車・バスが無料になります。(ノルトライン=ヴェストファーレン州)

 

③食品の安さ

ドイツのスーパーはとても安いです。パンや牛乳など生活に必要な食品は通常の税率よりも低いため、食費が安く済みます。