アメリカどきどきドイツ

ドイツ留学やアメリカ生活、言語習得について思ったことをランダムに書いています。

アメリカでのYour Name/君の名は

 

アメリカで君の名はが公開されました

 

日本での公開が夏だったのでかなりの今更感がありますが、ついにアメリカでも公開となりました。英語タイトルはそのままYour Nameです。

 

君の名はを知らなかったアメリカ人と映画を観に行くという会話をしていました。

私: 映画観に行くんだ。

相手: 何見るの?

私: Your Name.

相手: My name is Mike.

 

これは笑いました。同時に英語じゃないと起きないハプニングなんじゃないかなと思いました。日本語であまり君の名は?と名前を聞くこともあまり無ければ、あなたの、彼のというような所有格を日本語で使うことは少ないからです。

 

  • 劇場でのリアクション

アメリカの映画館は基本的にうるさいので、観客のリアクションを感じ取れます。映画館で基本的にずっと笑いに包まれていました。身体が入れ替わり、瀧がみつはの胸を触るシーンはしつこい程に毎回爆笑が起こりました。瀧として初めてみつはが学校に行くシーンでは、一人称が分からず、わたし、わたくし、僕、俺?と聞き、瀧の一人称を探り出す場面があります。ここでも爆笑でした。英語で一人称は"I"の1つしかないので、日本語特有の面白さが伝わったのは少し驚きでした。みつはたちが糸守町の田舎さについて文句を言う場面で、カフェはないのになぜかスナックは2つあると言うシーンがあります。私の地元でもカフェよりスナックの方がいっぱいあります。スナックは日本のどこでも見かけるので、スナック2つという言葉があんなにもアメリカ人にウケたのは意外でした。

また最後の方、みつはがお父さんの所へ走っている途中転んでしまうシーンがあります。その時に手を開き、好きだというメッセージを見ます。これはI love you.と訳されていて、これを見た瞬間Ohh shit!(いい意味で)と叫び声が聞こえてきました(笑)