アメリカどきどきドイツ

ドイツ留学やアメリカ生活、言語習得について思ったことをランダムに書いています。

英語でメンタルやられるとき

 

自分の英語に自信がありますか?

 

今はアメリカに住んでいますが、私の英語力はアメリカで培われたものでも留学でもなく、日々の日本の学校で得たものです。なので英語圏に留学してないで、日常会話に困ることがない程度にできることが自分の中のちょっとした自慢だったりしました。しかし、アメリカで生活しているとその自信はとても壊れやすく、無くなりやすいです。英語に関しては中・高・大学とたくさん勉強してきました。特に受験はその中でも1番時間を費やしました。なので英語に関してはあんだけ勉強したのにもかかわらず分からないという恐怖がいつもあります。それをいつも味合うのが病院に行ったときです。質問や会話の中には今まで聞いたことがない医療英語が飛び交います。質問されても単語ひとつが分からないために、自分の答えがイエスかノーなのかも分かりません。そうすると医者が拍車をかけるようワーオとリアクションし、外国人を初めて見るかのように接し始めます。極端にゆっくり話したり、本当にゆっくりとunderstand?と言われると心が傷つきます。私はそこまで分からないわけではないと思う怒り、でも医療英語は分からない惨めさ、他にも病院で起きた小さな出来事が積み重なり、色んな感情として湧き上がります。

そしたら単純に医療英語を勉強すればいいという話だけかもしれませんが、私にはそのモチベーションはもうありません。ずっとあった英語へのモチベーションは大学受験を終えたあたりから怪しくなり、いまは燃え尽きた気持ちです。しかし、アメリカに住んでるため英語が自分の生活を切り離すことができません。むしろそれが原因かもしれません。なぜ日本にいたら悩まないし考えることもない言語の問題を私は抱えないといけないのか、いつまで英語の勉強しないといけないのかと。同時に言語学習が終わることはなく、どんなに頑張ってもパーフェクトにならないことを知っています。

 

もっと大らかに自分の能力をちゃんと認めて肯定して自信があれば、いちいち落ち込むこともないのかなと思います。ちょっとした自信やプライドがあるためにセンシティブになり、断固とした自信じゃないために壊れやすいのです。昔のやる気のある私ならこの話を聞いてもそれでも外国に住みたいし、留学したいし、そんなに落ち込むことじゃないと思うと思います。でも、その時は果てしない言語学習の道のり、外国人として暮らすということ、移住と留学がこんなに違うことも何も知りもしませんでしたし、考えもしませんでした。